館長の部屋

1980年6月8日に道場を開設して39年になります。私の合気道歴も50年の節目を迎えました。
道場開設の間もないころは、第二次ベビーブームの時代で幼稚園から小学生の子ども達が入会してきました。元来、小さな子ども達と遊ぶのが好きなので、合気道をしているのか、遊んでいるのか、はっきりしないところがあります。小さい子どもに武道と張り切ってみても致し方ありません。合気道をし、又、楽しい遊びを考えて稽古に取り入れていければと良いかなと思っています。
最初の5年間は子ども達ばかりでしたが、徐々に大人の方々も増えてきました。最近は、少子化の波で子どもと大人の比は半々になってきました。
若い頃は合気道とはと壇上から振りかぶり考えていたのですが、最近はと言いますと、子ども達によく遊んでもらっていると思っています。
大人の方を教えていますと初段前になってきますと、身長・体重男女差等によって同じ技をしていても、その人なりになり型ができあがります。ですから初段以上の方には、あまり型を直すことを言わなくなります。しっかり動いて良い汗をかくのが一番かなと考えます。いつまで稽古ができるかわかりませんが、一年一年、思い残すことが無いように稽古したいと考えています。